2011年12月30日金曜日

Linuxディストリビューションエンジニア試験問題をなぜか思いついた


最近Linuxディストリビューションエンジニア志望の若い人と立て続けに会っている。

とはいっても、そもそも日本でLinuxディストリビューションエンジニアスキルある人って多くない。今のディストリビューションってほとんど何でも揃っているから自分で作る必要ないからだろう。

じゃあ、ディストリビューションエンジニアのスキルって何よ、と言われると思うんだが、まあこのあたりの問題が解ければ十分技能的に合格じゃないかと思う問題を思いついた。腕に自身のある人はやってみてくださいな。

まずは中級。100点をとるところまでの採点対象は、(blogネタなので)明かしてある。しかし、ここから加点ポイントが10箇所x10点ほどある。なので、私としては200点満点の問題。そろそろ私もディストロ開発は趣味でしかやれなくなってしまうので、今のうちにこういうネタを書いておこうと思う。

【問題】
Slackware 12.2をVMwareにインストールして、日本語入力ができるようにせよ。作業期間は15日間(3週間)。
なお、最終的には日本語入力のサンプルとして一般ユーザーに配布することを想定するので、サンプルを提出すること。簡単なドキュメントがあるとなお良い。

1. Slackware 12.2がインストールできてboot、rootでログインできた(20点)

2. 日本語入力システム1式を1セット以上挙げられた(20点)

3. 日本語入力システム1式をコンパイルしインストールが完了した(20点)

4. あるユーザーの1種類のターミナルからCLIで入力できた(20点)

5. 新規作成の一般ユーザーが、startxすると、もしくはxdmからログインすると、日本語入力できるようになった(20点)

期間を5日にすると上級問題としても使える。上級は別に思いついているのだが、初級が思いつかない。また考えついたら書いてみたい。
ちなみに、本当に何らかの手段で提出いただけた奇特な方は採点するつもりでいます(笑)

P.S.
なお、加点の10箇所について知りたい人は、twitterのDMか、facebookでねだってください。